2014年09月22日 お知らせ
今年も松茸の季節がはじまりました。8月の湿りで長野県内は豊作と告げられ期待が膨らみます。しかし奈川の場合、夏松は出足が良かったのですが9月に入り急激に冷え込み秋本番がパッとしません。
9月19日は初霜!最近湿りもなくこれは厳しいかな。そんな中21日山仲間と僅かな期待を寄せ行ってきました。
※私達が入る場所は止山で一般の方は入れません
1班がトシ親方とキヨ兄。2班がカネ親方と私。2班組はターゲットの場所までひたすら登ります。先ずはクマさんエリアに突入。ナラの実(どんぐり)をたらふく食べた後。
この新鮮さは勘弁してください(先日私は若熊1頭と親子連れ3頭にお遭いしました)ようやくシロに着きましたが全く気配がありません。山もはしゃいでます(湿りがなく地面が乾燥している)こりゃあ今日はダメだぞ!とカネ親方。ああ、やはり雨が欲しい。3時間徘徊し全くなし。前回小さくて残してきたやつも強力なライバル(猿)に襲撃されバラバラに。膝ガクガク、息ゼーゼー、足の親指死んだ。意気消沈もう帰りたい。。。お昼に1班組と合流。なんと1班組トシ親方は親熊と鉢合わせ。一足一刀の間合いで杖を突きつけニラメッコ。来る!と思った瞬間相手が威嚇しそのまま去っていったと。よかった〜親方無事で(大汗)
1班組松茸は意外とあったようで別の尾根で期待が膨らみます。お昼を食べ午後部へ突入。そこも強力なライバル(猿)にやられカネ親方激怒!切り札のひとりでは入らない尾根へ向かう。
おっ。
おお。
おおお〜!
そして本日一番の大物。
カネ親方ご満悦。なんと後で量ったら約0.5㎏!!!
さあ時間も来たことだし今日は帰りましょう。1班組と合流し帰路につく。
午後4時。舟は帰るぞ〜。
厳しい条件ではありましたが4人で約100本の収穫。
クタクタになり体重を量ると3㎏減。宴をしなければ素晴らしいダイエットになるのですがこれが中々。やはり反省会をしなければなりませんので。。。
今日はカネ親方の家でお呼ばれ。奥方たちも呼びトシ親方指導のもと選別します。
私達の仲間は採れたキノコを人数分均一に分けアミダくじにて分配します。ここの山は断崖絶壁も多く足回りはスパイクダビでないと無理な場所。それぞれが目くじら立て競って採ると危険も伴い仲間にも迷惑がかかる。シロもしっかりと伝授し後継者を育て山を守っていく。そんな思いも込めトシ親方が決めたルール。
仲間に感謝、山の神様に感謝。