2014年04月20日 お知らせ
てっぺんに突き抜ける極めつけの辛さ!それはスノーブリッジつまり雪の下で採る山葵の葉、モヤシワサビです。日光が直接当たらずモヤシみたいに白くなるので私たちはそう呼んでいます。山葵特有のアクがないのに究極の辛さを持っているこのモヤシワサビは採れる期間が限られタイミングを外すと雪が溶け普通の山葵になってしまいます(もちろんここで言う普通の山葵も里で育ったものとは全然違います)
今年も信州奈川の山奥にモヤシワサビを求めて足を運びました。車止めから現場までが結構距離があります。秋の茸狩り以来の運動不足と雪や崩落で歩きにくく足が攣ってしまいました。果たして辿り着けるのだろうか。。。
支流の淵。絶対岩魚が居る。竿持ってくれば良かった。
小一時間で現場に到着。やはりまだ早かったか。雪と沢の間にスノーブリッジがなっていません。タイミングが合うとこの空洞に山葵が出ているのですが。。。
仕方がないのでもう少し登ってみましょうか。
うーん、やはり無理。カモシカの足になりたい!もうこれ以上は登れません。もう少し緩んでこないと採れませんね。諦めて少し戻ったところ。
ありました!嬉しいですね。空身で帰らず済みました。雪が溶けていないので空洞は小さいですがこんな感じで出ます。
これが究極のモヤシワサビ!モヤシみたいに白いでしょう。さてもう夕方の4時です。家に戻りましょう。山の神様、ありがとうございます。もう少ししたらまたお邪魔しますのでよろしくお願いいたします。
※因みに根(芋)の部分は採りません。根を採ってしまうと山葵はアッという間に絶えてしまいます。毎年毎回自然の恵を楽しみたいので葉だけお持ち帰りです。
無事帰宅できました。
そして仕込み編は、究極の山葵それはモヤシワサビその2へ つづく。。。