奈川本流金原砂防堰堤魚道の紹介です

岩魚や山女魚(サクラマス)を対象とした渓流釣りも9月に入り後一ヶ月で禁漁となりますね。
今回は奈川地区の金原砂防堰堤と魚道の役割を紹介したいと思います。
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写真(下流から見た金原砂防堰堤と魚道入口)
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写真(金原砂防堰堤上流から)

国土の約7割を山が占めている日本は夏から秋にかけて梅雨や台風等で大雨が降りやすく山が崩れて土砂災害が起きやすくなります。
砂防堰堤(ダム)とは、こうした土砂災害から住民の命や財産を守るために行われている事業です。つまり金原砂防堰堤も大雨などで川が増水し水の力で川底や川岸の土砂が大量に削られそれが下流に運ばれて土砂災害を引き起こすことを防ぐ目的で昭和34年に造られました。
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奈川は梓川水系奈川渡ダム(梓湖)で育った60cmオーバーの山女魚(陸封型サクラマス)や岩魚が遡上することで知られています。
しかし遡上する上流には高さ約18mの石積みの金原砂防堰堤があります。
昭和58年の災害で甚大な被害に見舞われた奈川地区はこれまで砂防施設の整備を進めてきましたが金原地区から上流本流筋には魚道は設置されていませんでした。
松本砂防事務所はこれからは環境に配慮した整備を進めていく必要があると漁業組合、地域住民と連携して魚道の整備に着手し堰堤上流にも産卵遡上させるための魚道が平成25年7月に完成し現在に至っています。

魚道の少し下流域から金原砂防堰堤までの間は遡上魚を守るため渓流釣りができる期間(2月16日から9月30日)でも禁漁(魚を捕ってはいけない)となっていますがこの魚道、実は渓流魚を観察できる窓が2カ所設置されています。
この観察窓も時間が経つと苔や泥などで汚れ見づらくなってきます。普段は漁業組合が定期的に清掃をしていますが今回、ながわ観光協会は安曇漁業協同組合に申し出て9月1日に金原砂防堰堤魚道周辺の草刈り、窓の清掃活動を行いましたのでその様子をご覧ください。
また鳥屋沢の常連でベテラン釣り師TさんとNさんに声をかけたところ普段楽しませて頂いている川に感謝の気持ちもあるのでとボランティアで清掃に協力した頂きました。感謝。
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写真(大きい観察窓前)
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写真(清掃前)
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写真(最初の観察窓から上流の大きい観察窓)
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写真(魚道最初の観察窓)
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清掃のため水門を閉め泥抜き 小さな山女魚とウグイが泳いでいます。おっと急がないとね。
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観察窓の近くにアシナガバチの巣が!危ない危ない、これはお魚さんの餌になって頂きましょうの撤去
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渓魚たちはここを登り
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金原堰堤の壁面に開けられた穴から上流に遡上します。
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堰堤上はこんな場所で野麦峠や境峠へから流れる川へと続きます。
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魚道周辺の草も刈りブロワーもかけ道も観察窓も綺麗になりました。
協会員各位 お客様のTさんNさん、お疲れ様でした。
子どもたちも安心して楽しめる安全な場所で観察窓付きの魚道は私の知る限り長野県内唯一(松本砂防事務所管轄)ですので是非、サクラマスや岩魚の「遡上ウォッチング」にお越しください。

以前、FM NACK5「サンデーバース」ケイザブロウ十番勝負のサイトもご覧ください。
ワシタカの渡りをはじめとするこれからのシーズンの魅力も満載です。
ケイザブローさん、その節はお世話になりました。

http://sundaybirds.com/10ban/03/index.html

サクラマスや岩魚の気持ちになって遡上