信州新奈川温泉 旅館 鳥屋沢(toyasa)

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奈川の季節FOUR SEASONS

雪不足モヤシ訪ねて15㎞果たして果たして

2016年04月10日 お知らせ

さあ、今年もこのシーズンがやって来ました。
私たちはこの究極の山葵のことをモヤシ山葵と呼んでいます。条件として標高が高く雪の積もった沢が雪洞状態になり直射日光があたらずその中で育った白い茎の山葵のことを言います。香りはもちろん口にすると頭の中で辛さが三回転ひねり?のウルトラC!鼻からツーーーーーーーーンと抜けるアクのない超爽やかな辛さです。
と言うことで今年も山へ向かいます。今季は雪が少なかったので例年より二週間ほど早く行きました。
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毎年ながら崩落でここから先は歩きです
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途中雪は少し残ってますがほんと少ないですね
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乗鞍岳を拝みながら一休み
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1時間半ほどで現場に到着、残念!予想はしてましたがやはりスノーブリッジ天然雪洞にはなってません
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今回はスパイク付きは必要なかったですね(毎度のパートナー親方)
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素晴らしい山葵畑、今年はモヤシではありませんがここの山葵は里で育ったものとは別格。折角来たので山の恵を頂いて帰ります
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帰り道、なごりホウケンボウチョウ(蕗の薹)を今夜のアテに
モヤシ山葵1
瓶を煮沸して仕込みにかかります
モヤシ山葵2
泥や唐松の葉やゴミを水で洗い流します。これが一番の手間です。毎年葉だけ摘んできます。根を掘ってしまうとあっという間に絶えてしまうから。山の恵毎年を楽しみたいですからね。
モヤシ山葵3
熱湯にサッと水を差し山葵の葉を入れ橋でクルクル三回転。それをザルに取り瓶に詰めていきます(茹で上げてしまうと辛味のないお浸しになってしまいます)
モヤシ山葵4
完成!常温で一晩冷まし冷蔵庫で保存。
明日が楽しみ、山の神様 ありがとうございました。
wasabimoyasi
因みに雪洞の中だとこんな風に茎が白いモヤシ山葵となります(一昨年の画像)
moyasawasabi
これも一昨年の画像。モヤシ山葵だと一晩寝かせると紫色になりこれが究極なんです。
来年に期待です。

運動不足ですね。往復約15kmの歩きで翌日やっぱり筋肉痛。そして今日は町会の道普請、肩腰背中がパンパンのじいさん状態で作業してました。
さあ、山菜シーズンはこれからが本番。コゴミやタラの芽、イラ、こんてつ(コシアブラ)も今年は早そうです。

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