究極のモヤシ山葵はじまりました修行編

今年もこのシーズンがやって来ました。
毎年同じことをアップしてますが究極のモヤシ山葵(ワサビ)とは標高が高く雪の積もった沢が雪洞状態になり直射日光があたらずその中で育った白い茎の山葵のことを指します。香りはもちろん口にすると頭の中で辛さが三回転ひねり?のウルトラC!鼻からツーーーーーーーーンと抜けるアクのない超爽やかな辛さが特徴です。
と言うことで山菜採りのスタートは山葵採りからが私達の山開きであり大事な儀式?となってます。今季は昨年より雪は多かったので約一週間遅れの4月15日行きました。

思った通り昨年より雪が多く残ってます。徒歩で現場に向かいますが片道2時間コース(トホホ)

親方先ずは余裕のポーズ。

昨年ここには雪がありませんでした。

日当たりの良い場所は溶けてますが相変わらず崩落です。

ガッチ(雪がガチガチ硬いこと)になっていれば歩きやすいのですが緩んでいるのでズボズボ沈み歩きにくい。邪魔になってもカンジキかスノーシューを持ってくれば良かったなあ。

写真では分かりにくいですがこの日の山奥ははみぞれ混じりの雨でかなり寒いです。
天気が良ければここから乗鞍岳が綺麗に見えます。

タラの芽はまだまだですが


クマさんは冬眠から目覚めているようです。

雪崩も来てますね。

スタートして2時間10分ようやく現場に到着。昨年より30分以上余計に時間が掛かってます。雪道が殆どで腿を上げての歩行なのでかなり足腰に来ています。
雨も更に強くなってきました。
山の神様、これも修業なんですね。


ん、えっ、ちち、小さいじゃない!今年はまだ早かったようです。
究極のモヤシ山葵はまだこんな大きさ。
こればかりは来てみないとわからないんです。
山の神様、これも修業なんですね。。

しかし折角なのでこの小さな山葵の葉を丁寧に採り少量ですが頂くことにしました。
ただし根を採ってしまうとあっという間に絶えてしまうので殆ど持ち帰りません。来年も再来年もずっとこの恵みを楽しみたいからです。
2時間掛けて辿り着き採る時間は1時間弱。
帰りも同じく2時間コース。まさに究極のモヤシ山葵・・・採りです。
行きは会話も弾んでましたが帰りは口数が少なくなり出る言葉は膝が痛い腿が痛い腰が痛い・・・年寄りか!いやいや日頃の運動不足です。
山の神様、これも修業なんですね。。。

山奥のホウケンボウチョウ(蕗の薹)はまだ出始め。これも道中摘みながら、そしてヘロヘロになりながら無事帰宅。

帰ってからの仕込みが大切。
先ずは瓶を煮沸消毒。

流水で泥やゴミをキレイに洗い流します。


沸騰したお湯に洗った山葵の葉を入れ

サッとかき混ぜ(くぐらせる程度)

直ぐにザルなどに取ります

煮沸消毒した瓶に詰め

蓋をして常温で冷まして完成。
一晩から二晩冷蔵庫で寝かせば「究極のモヤシ山葵」の出来上がり。
里の葉山葵は塩で揉んだり砂糖を足したりと状況に応じ工夫も必要ですがこのモヤシ山葵は一切その必要がありません。
明日から鳥屋沢のお食事には必ずお出ししますが今年は少なめですのでなくなるのが早そうです。

山の神様 ありがとう。